ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンが結合した磁性ナノ粒子はCoaおよびHla遺伝子を下方調節して、黄色ブドウ球菌の増殖とバイオフィルム形成を阻害する

Quercetin-conjugated magnetic nanoparticles inhibit Staphylococcus aureus growth and biofilm formation via downregulation of Coa and Hla genes

要旨:
酸化鉄磁性ナノ粒子の表面をケルセチンでコーティングした。得られたナノ製剤は黄色ブドウ球菌に強い抗菌活性を示し、最小発育阻止濃度は512 μg/mLであった。それよりも低い濃度で、ナノ製剤は黄色ブドウ球菌のバイオフィルム形成を阻害した。同時に、バイオフィルム関連遺伝子であるCoaおよびHlaの発現が、投与前の30よび20%に低下した。