ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラクトフェリンとケルセチンとの相乗効果: 生理活性物質を送達する3Dプリント食品のための、高内相乳濁液のメカニズム解析と最適化

Lactoferrin-quercetin synergy: Mechanistic analysis and functional optimization of high internal phase emulsions for 3D food printing with bioactive delivery capabilities

要旨:
ラクトフェリンとケルセチンは、水素結合と疎水性相互作用で安定な複合体を形成し、結合エネルギーは−42.9 kcal/molであった。0.8 wt%のラクトフェリン-ケルセチン複合体を含む高内相乳濁液は、高い構造安定性と粘弾性を示し、レオロジー特性も優れていた。その結果、3Dプリンター押出機にて再現性良く、高内相乳濁液を加工することを可能にした。高内相乳濁液のin vitro消化実験にて、ケルセチンのバイオアベイラビリティが44.23%向上した。