カッコウアザミ(Ageratum conyzoides)に含まれるフェノール化合物のin silico薬物動態
In-silico pharmacokinetics study of phenolic compounds identified from Ageratum conyzoides
- 出典:
- Journal of Ethnopharmacology and Toxicology
- 2025
- 3 (1)
- 65-79
- DOI:
- 10.37446/jet/rsa/3.1.2025.65-79
- 要旨:
- カッコウアザミ(Ageratum conyzoides)に含まれるフラノクマリン酸・リクイリチン・イソラムネチン・シリンギンを対象に、in silico薬物動態予測を行った。最も有望であった成分は、水溶性に関連するlogPが1.6で、Lipinskiのルールオブファイブを満足したイソラムネチンであった。イソラムネチンはα-アミラーゼを阻害し、IC50値は15.97 μg/mLであり、既存の糖尿病治療薬であるアカルボースの18.11 μg/mLと同等であった。