グルカゴン様ペプチド-1作動薬とケルセチンはNRF2/HO-1/NQO1経路を活性化して、線維筋痛症のラットの骨格筋パフォーマンスと疼痛閾値を改善する
Glucagon-like peptide-1 agonist and Quercetin improve skeletal muscle performance and pain threshold in male rats with fibromyalgia via activating the Nrf2/HO1/NQO1 pathway
- 出典:
- Bulletin of Egyptian Society for Physiological Sciences
- 2025
- 45
- 282-295
- DOI:
- 10.21608/besps.2025.351962.1197
- 要旨:
- レセルピンで惹起した線維筋痛症のモデルラットに、リラグルチド(グルカゴン様ペプチド-1作動薬)もしくはケルセチンを投与した。両者とも、線維筋痛症で低下した等尺性単収縮(関節を動かさない筋肉の収縮)を回復して、骨格筋パフォーマンスを改善した。両者とも、疼痛閾値(前脚に錘を載せて耐えられる最大重量)を大幅に改善した。両者ともNrf2・HO-1・NQO1の発現を上方調節して、Nrf2/HO-1/NQO1経路の活性化を示唆した。