ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンの摂取は、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)のリスクと関連しない

Dietary quercetin intake is not associated with risk of metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease in a general adult population

要旨:
16,746名の成人を対象とする、ケルセチンの摂取と代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD: metabolic dysfunction associated steatotic liver disease)との関連を検証したコホート研究。食物摂取頻度質問票(FFQ)より、ケルセチンの摂取量を推定した。1日あたりのケルセチン摂取量を、小さい順に並び替えて4等分した。各階層における、MASLDのオッズ比(95%信頼区間)は以下の通り: 1.00 (参照); 0.93 (0.85, 1.03); 1.01 (0.91, 1.12);1.04 (0.92, 1.17)。よって、ケルセチンの摂取量とMASLDの発症リスクには関連がない。