ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

肝細胞癌におけるルチンの抗腫瘍能を改善するキトサン/ポリ(アクリル酸)ナノゲル

Radiation-synthesis of chitosan/poly (acrylic acid) nanogel for improving the antitumor potential of rutin in hepatocellular carcinoma

著作名:
Rasha R. Radwan
Hussein E. Ali
出典:
Drug Delivery and Translational Research
2021
11
261–278
DOI:
10.1007/s13346-020-00792-7
キーワード:
キトサン
ポリアクリル酸
ナノゲル
ルチン
肝細胞癌
ラット
動物実験
要旨:
キトサンとポリアクリル酸より調製したナノゲルに、ルチンを担持させた。得られたルチンーナノゲル複合体を、化学物質で惹起した肝細胞癌モデルラットに投与した。その結果、腫瘍組織の増殖抑制・血管新生抑制・アポトーシス抑制の全てが、フリーのルチンと比べて優れた挙動を示した。よって、この製剤は、肝細胞癌治療薬の候補としての可能性を示唆した。