ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アニスおよびコリアンダーの地上部から単離したフラボノイドによる治療: 抗菌活性・分子ドッキング・ADMET・分子動力学シミュレーション

Therapeutic potential of isolated flavonoids from Anise and coriander aerial parts in antimicrobial efficacy, molecular docking, ADMET, and dynamic simulations

要旨:
セリ科の植物であるアニスとコリアンダーに含まれるフラボノイドはそれぞれ、39.8±0.19 mg/gと48.7±0.21 mg/gであった。同定した8種のフラボノイドの中でルテオリン-7-グルコシド・イソラムネチン・ケルセチンの3種が、分子ドッキングにて抗菌活性の標的蛋白質と高い親和性を示した。これらはLipinskiのルールオブファイブを満足しており、治療薬として期待できる。分子動力学シミュレーションの結果、抗菌活性の各種受容体と安定な複合体を形成したフラボノイドはルテオリン-7-グルコシドであった。