ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンと没食子酸ナノカプセルとの併用投与は、塩化アルミニウムの脳への悪影響に保護効果を示す

The co-administration of quercetin and gallic acid nanocapsules exhibits a protective effect against aluminum chloride in the brain of animal model

要旨:
塩化アルミニウムで惹起した脳損傷のモデルラットに、ケルセチンもしくは没食子酸を投与し、フリーとナノカプセルの形状の違いも比較した。ケルセチンと没食子酸は、脳の過酸化脂質を減少し、グルタチオン・GPx・SOD・カタラーゼ活性を上昇して抗酸化作用に基づく保護効果を示した。両者の組合せは、それぞれの単独投与時よりも良好な結果と与えた。また、ナノカプセルの投与は、フリーの形状よりも効果的であった。