ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとドキソルビシンとの組合せは、骨肉腫細胞株MG-63にてPI3K/Akt1経路を抑制する

PI3K/Akt1 Pathway Suppression by Quercetin–Doxorubicin Combination in Osteosarcoma Cell Line (MG-63 Cells)

著作名:
Mehmet Uğur Karabat
Mehmet Cudi Tuncer
出典:
Medicina
2025
61
1347
DOI:
10.3390/medicina61081347
キーワード:
骨肉腫
MG-63
ケルセチン
ドキソルビシン
相乗効果
PI3K/Akt1
アポトーシス
要旨:
ケルセチンとドキソルビシンはヒト由来骨肉腫細胞株MG-63の生存率を濃度依存的に減少し、IC50値はそれぞれ70.3および1.14 μMであった。両者の組合せは併用係数(CI: combination index)が<1.0であり相乗効果を認め、ケルセチン50 μMとドキソルビシン5 μMの組合せはCI=0.23に達した。組合せはPI3K/Akt1シグナル伝達を阻害し、カスパーゼ-3を増大して、MG-63にアポトーシスを誘導した。