ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはFSTL1を標的とし、NF-κB経路を調節して、肺線維症における上皮間葉転換と炎症を改善する

Quercetin ameliorates epithelial-mesenchymal transition and inflammation by targeting FSTL1 and modulating the NF-κB pathway in pulmonary fibrosis

要旨:
Vivo: ブレオマイシンで惹起した特発性肺線維症のモデルマウスにケルセチンを投与すると、肺組織のコラーゲンと炎症マーカー(IL-1β・MCP-1・IL-6)を減少した。Vitro: A549およびBEAS-2B細胞をTGF-β1で刺激して、特発性肺線維症における上皮間葉転換を細胞レベルで再現した。ケルセチンの投与はNF-κBのリン酸化を抑制して、上皮間葉転換マーカーを減少した。FSTL1をノックダウンした細胞ではケルセチンの効果が打消され、FSTL1/NF-κB軸の存在を明らかにした。