ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを豊富に含むバナナ皮抽出物はGABAおよびNMDA受容体を調節して、神経保護作用を発揮する: in silicoおよびin vitroアプローチ

Neuroprotective potential of quercetin-enriched banana peel extract via GABA and NMDA receptors modulation: in silico and in vitro approaches

要旨:
乾燥したバナナの皮をアルコール水で抽出した。LC-MS分析で明らかにした主成分(ケルセチン・ルテオリン・ピリドキシン)を対象に分子ドッキングした結果、ケルセチンがGABAおよびNMDA受容体と最も高い親和性を示した。神経細胞にバナナ皮抽出物を投与すると、SODとカタラーゼ活性が上昇し、GABAの産出を促進した。バナナ皮抽出物はまた、IL-1β・TNF-α・Bax・カスパーゼ-3を減少し、Bcl-2は増大して炎症とアポトーシスを阻害した。