ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

II型糖尿病ラットにて、ケルセチンとクルクミンはmiRNAを介してグルコース-6-リン酸脱水素酵素の発現を改善する

Ameliorating Potential of Quercetin and Curcumin on Glucose-6-Phosphate Dehydrogenase Expression via miRNAs in Rats with Type 2 Diabetes Mellitus

要旨:
糖尿病における酸化ストレスの主要因として、グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G6PD)の不足が挙げられる。II型糖尿病のモデルラットに抗酸化作用を有するケルセチンもしくはクルクミンを投与すると、G6PDの発現を上昇した。同時に、miR-1・miR-122・miR-206の発現を下方調節した。肝・腎・心・筋組織における、これらのマイクロRNAとG6PDとの発現を調べたところ、幾つかの例外はあるが、概ね逆相関していた。