ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

動物実験にて糖尿病に治療効果のあるケルセチンをヒトで試験する価値はあるか?

Quercetin as an Anti-Diabetic Agent in Rodents—Is It Worth Testing in Humans?

著作名:
Tomasz Szkudelski
Katarzyna Szkudelska
Aleksandra Łangowska
出典:
International Journal of Molecular Sciences
2025
26
7391
DOI:
10.3390/ijms26157391
キーワード:
総説
糖尿病
ケルセチン
作用機序
要旨:
糖尿病およびその併発症におけるケルセチンの治療効果を系統的に整理した総説。イントロでは、糖尿病に関連するケルセチンの薬理作用を概説する。本論では、血糖値および血中インスリン値の改善・脂質代謝の改善・膵組織への影響・各組織(肝・骨格筋・脂肪)におけるインスリン抵抗性の改善に章分けして、ケルセチンの作用機序を論じる。必要に応じて、モデル動物がI型かII型かを明確にしている。以上は全て動物実験のデータであるが、ヒト試験に進む有力な証拠であると結論している。