ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

外傷性脳損傷の後にケルセチンは、血液脳関門の完全性を保護し、微小血管の透過性を維持する

Quercetin Protects Blood–Brain Barrier Integrity and Maintains Microvascular Permeability Following Traumatic Brain Injury

要旨:
Vitro: ラット由来脳毛細血管内皮細胞に過酸化水素で酸化ストレスを与えると、密着結合蛋白質が減少した。よって、血液脳関門(BBB)の機能低下を示唆したが、ケルセチンの投与で回復した。Vivo: 外傷性脳損傷したマウスは、脳毛細血管の透過性が顕著であり、BBBの機能が低下した。ケルセチンの投与は、対照と比べてこの様な異常を改善した。