ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

痛風様疼痛を有するラットにてケルセチンは、インドメタシン・ケトロラク・セレコキシブの抗侵害受容作用を低下するが、抗炎症作用は低下しない

Quercetin Reduces Antinociceptive but Not the Anti-Inflammatory Effects of Indomethacin, Ketorolac, and Celecoxib in Rats with Gout-like Pain

要旨:
尿酸で惹起した痛風のモデルラットおよびカラギーナンで惹起した足のむくみを有すラットにて、ケルセチンが非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の効果に及ぼす影響を検証した。ケルセチンは、COX-1阻害剤(インドメタシン・ケトロラク)の抗侵害受容作用を低下した。一方、COX-1阻害剤の抗炎症作用には変化がなく、COX-2阻害剤(セレコキシブ)の抗炎症作用は僅かながら増強した。