ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フェノール化合物カンナビジオール・クルクミン・ケルセチンはミトコンドリア機能障害を引起こし、急性リンパ芽球性白血病細胞を抑制する

Phenolic Compounds Cannabidiol, Curcumin and Quercetin Cause Mitochondrial Dysfunction and Suppress Acute Lymphoblastic Leukemia Cells

著作名:
Miguel Olivas-Aguirre
Liliana Torres-López
Igor Pottosin
Oxana Dobrovinskaya
出典:
International Journal of Molecular Sciences
2021
22
204
DOI:
10.3390/ijms22010204
キーワード:
ケルセチン
クルクミン
カンナビジオール
急性リンパ性白血病
Jurkat
要旨:
ケルセチン、クルクミン、CBDの組合せは、ヒト由来急性リンパ性白血病細胞Jurkatに強力な細胞毒性を示し、同時に同細胞における、ミトコンドリア膜電位の分散とカルシウム濃度の上昇を促した。CBD単独でのミトコンドリア膜電位およびカルシウム濃度への作用はシクロスポリンAで阻害されたが、ケルセチンおよびクルクミンの場合は影響を受けなかった。よって、3成分はそれぞれ別の箇所に作用して、細胞毒性を発揮したことを示唆した。