ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

弱塩基下でフラボノイド(ケルセチン・モリン)が二量体を形成する酸化的な集積と、UPLC-ESI-TSQ-MS/MSによるメカニズム解析

Oxidative Assemblies of Flavonoids (Quercetin, Morin) to Form Dimer in Weak Base Circumstances and Its Mechanism Analysis by UPLC-ESI-TSQ-MS/MS

要旨:
ケルセチンとモリンはpH 8のリン酸緩衝液中でC-O-C結合を有する二量体を生成したが、カテキン・ケンフェロール・フィセチン・タキシフォリン・イソラムネチン・ルテオリンの二量体形成には限りがあった。脱プロトン化と続く1電子移動(SET)による酸化にて、ケルセチンはB環がモリンはC環がo-キノンとなり、二量体を形成した。ケルセチン・モリンともに、100 μMの濃度にて二量化収率を最大化した。