ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ウミジグサ(Halodule uninervis)葉由来のケルセチンとシトレオロセインは、乳癌の標的であるAKT1・EGFR・ESR1に強力に結合する

Quercetin and Citreorosein from Halodule uninervis Leaf Show the Best Binding Against Breast Cancer Targets AKT1, EGFR, and ESR1

著作名:
Tapas Ranjan Samala
Priyankar Sen
出典:
Current Pharmaceutical Design
2025
31
in press
DOI:
10.2174/0113816128408970250717095140
キーワード:
ウミジグサ
乳癌
ネットワーク薬理学
ハブ遺伝子
分子ドッキング
要旨:
海草のウミジグサ(Halodule uninervis)の構成成分の上位5化合物は、ケルセチン・アルボリニン・3,4,5-トリメトキシケイ皮酸メチル・シトレオロセイン・スコポリンであった。ウミジグサと乳癌に共通する遺伝子情報を基にネットワーク薬理学にて予測したハブ遺伝子は、AKT1・EGFR・TNF・ESR1・GAPDHが上位にランクされた。5化合物を対象に、ハブ遺伝子が作る蛋白質との親和性を分子ドッキングにて検証した結果、ケルセチンとシトレオロセインがAKT1・ESR1・EGFRと高い親和性を示した。