果物と野菜から摂取した食物性フラボノイドのバイオマーカーとしての標的化合物の尿プロファイリングと、評価のタイミング
Targeted Urinary Profiling as a Biomarker of Dietary Flavonoid Intake from Fruits and Vegetables and its Relationship to the Timing of Dietary Assessment
- 著作名:
- Emily B. Hill
- Anna Pashkova
- Elizabeth M. Grainger
- Kristen M. Roberts
- Chureeporn Chitchumroonchokchai
- Ashlea C. Braun
- Robin A. Ralston
- Ken M. Riedl
- Colleen K. Spees
- Steven K. Clinton
- 出典:
- Current Developments in Nutrition
- 2025
- 9
- 107520
- DOI:
- 10.1016/j.cdnut.2025.107520
- 要旨:
- 被験者17名を対象とする、野菜と果実の摂取量と尿中のフラボノイド濃度との関係を検証した臨床研究。摂取量は、30日分の食物摂取頻度質問票(FFQ)と2日間の食事記録の両方から推定した。24時間尿を採取し、含まれるケルセチン・フロレチン・ナリンゲニン・ヘスペレチン・ケンフェロール、イソラムネチンの濃度をHPLCで測定した。尿中の総フラボノイドは、測定日とその前日の2日分の野菜と果実の摂取量(rs=0.53, P=0.028)および含有するフラボノイド摂取量(rs=0.60, P=0.011)と有意に相関していた。一方、FFQから推定したフラボノイド摂取量は、尿中の総フラボノイドとの相関を認めなかった(rs=0.36, P=0.11)。