ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンからイソケルシトリンへの酵素変換による、マメガキ葉抽出物の抗酸化作用および抗炎症作用の強化

Enhanced Antioxidant and Anti-Inflammatory Activities of Diospyros lotus Leaf Extract via Enzymatic Conversion of Rutin to Isoquercitrin

要旨:
マメガキ(豆柿、Diospyros lotus)葉抽出物をα-L-ラムノシダーゼで処置して、含有するルチンをイソケルシトリンに変換した。その結果、イソケルシトリン濃度は、9.8 mMから39.8 mMに高まった。酵素処理の前後において、DPPHラジカル消去活性は48%改善され、フラボノイドを50 μM含む溶液でのリポキシゲナーゼの阻害率は39.2%から48.3%に向上した。