ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは免疫応答およびTGF-β/VEGF経路の調節を介して、ストレプトゾトシンがラットに誘発した損傷を軽減する

Attenuation of STZ-Induced Damage in Rats via Immune Response and TGF-β/VEGF Pathway Modulation by Quercetin

著作名:
Ghada M. Abd Elmageed
Lamia M. El-Samad
Hussein K. Hussein
Heba M. Abdou
出典:
Journal of Medical and Life Science
2024
6
525-544
DOI:
10.21608/jmals.2024.409800
キーワード:
糖尿病
ラット
ケルセチン
肝保護
心保護
Akt/GSK-3β
動物実験
要旨:
ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病のラットにケルセチンを投与すると、血糖値とインスリン抵抗性を改善した。同時に血中のALT・乳酸脱水素酵素・MB型クレアチンキナーゼ・トロポニンも低減して、ケルセチンによる肝および心保護効果を示唆した。ケルセチンは、肝および心組織の酸化ストレス・炎症・線維化を良好に抑制した。治療メカニズムとして、Akt/GSK-3βシグナル伝達の活性化を提唱した。