ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはROCK/NF-κB/NLRP3経路を阻害して、リポ多糖が誘発した敗血症性肝障害を改善する

Quercetin Improves Lipopolysaccharide-Induced Septic Liver Injury by Inhibiting the Activation of ROCK/NF-κB/NLRP3 Pathway

要旨:
リポ多糖で惹起した敗血症のモデルラットにケルセチンを投与すると、対照と比べて顕著に血中のASTとALTを低減した。ケルセチンは肝組織のマロンジアルデヒド・TNF-α・IL-1β・IL-18・IL-6を減少し、SODは増加して、抗酸化作用と抗炎症作用を発揮した。ケルセチンはまた、TLR4・リン酸化されたMYPT-1およびNF-κB・NLRP3の発現を下方調節して、敗血症で活性化したROCK/NF-κB/NLRP3経路の抑制を示唆した。