ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは間葉系間質細胞由来の小型細胞外小胞を調節し、軟骨細胞のアノイキスを減少して、変形性関節症における軟骨の修復を促進する

Quercetin Attenuates Chondrocyte Anoikis via Modulation of Mesenchymal Stromal Cell-Derived Small Extracellular Vesicles to Promote Cartilage Repair in Osteoarthritis

要旨:
間葉系間質細胞をケルセチンで処置した後、産出する小型細胞外小胞を採取した。得られた小型細胞外小胞は、軟骨細胞のアノイキス(接着細胞が足場から遊離すると起きるアポトーシス)を阻害した。小型細胞外小胞は変形性関節症のモデルラットにてmiR-503-5pを標的とし、TGF-βシグナル伝達を活性化して、軟骨の修復を促進した。