ケルセチンはp53シグナル伝達経路を調節してアポトーシスを誘導する: 悪性黒色腫におけるベムラフェニブ耐性への対抗
Quercetin Modulates the p53 Signaling Pathway to Induce Apoptosis: Combating Vemurafenib Resistance in Melanoma
- 出典:
- Journal of Clinical Pharmacy and Therapeutics
- 2025
- 2025
- 2635281
- DOI:
- 10.1155/jcpt/2635281
- 要旨:
- ベムラフェニブ耐性を獲得した悪性黒色腫細胞株A375にケルセチンを投与すると、濃度依存的にアポトーシスを誘導して生存率を低下した。RNAシーケンスにて379件の発現変動遺伝子を確認し、パスウェイ解析はp53シグナル伝達の重要な関与を示した。一方でケルセチンは、正常細胞であるヒト角化細胞HaCaTに毒性を示さなかった。