ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

放射線を照射した妊娠ラットとその胎児における、ルチンとシステインの保護効果

Study of the Radioprotective Efficiency of Administration of Rutin and Cysteine in Irradiated Pregnant Rats and Their Fetuses

著作名:
Reham M. Morsi
Doaa S. Mansour
Hanan A. Abd Elmonem
Wafaa M. Shahin
El-Sayed R. El-Sayed
出典:
Egyptian Journal of Chemistry
2025
68 (10)
117-127
DOI:
10.21608/ejchem.2025.343281.10956
キーワード:
妊娠ラット
ガンマ線
胎児
ルチン
システイン
抗酸化作用
ホルモン不全
動物実験
要旨:
妊娠したラットの全身に2 Gyのガンマ線を照射すると、血中のマロンジアルデヒド・エストラジオール・卵胞刺激ホルモン・黄体形成ホルモンが上昇し、SOD・カタラーゼ・プロゲステロン・プロラクチン・抗ミュラー管ホルモン・IgM・IgGは減少した。ガンマ線照射はまた、胎児の体重・体長・頭長・頭幅を大幅に減少した。しかし、予めルチンもしくはシステインを投与すると、この様なガンマ線の悪影響を対照と比べて顕著に軽減した。