ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

キトサンヒドロゲルにおける、ヒアルロン酸ジアルデヒドとアミノエチル-β-シクロデキストリンとのSchiff塩基反応による結合は、ケルセチンの抗炎症作用を増強する

Self-healing quercetin loaded hyaluronic dialdehyde conjugated aminoethyl-β-cyclodextrin and chitosan hydrogel via Schiff base reaction for enhanced anti-inflammatory activity

要旨:
キトサン・ヒアルロン酸ジアルデヒド・アミノエチル-β-シクロデキストリンよりヒドロゲルを調製したが、in situにてジアルデヒドとアミノ基との間でSchiff塩基を形成して結合が生じた。得られたヒドロゲルにケルセチンを封入すると、フリーのケルセチンに比べて抗炎症作用が大幅に向上した。なお、抗炎症作用はUV照射したHaCaT細胞を用いて評価した。UVが上昇した同細胞のTNF-α・IL-6・PGE2の低減効果を比較した。