没食子酸エピガロカテキン(EGCG)・ケルセチン・ルチンによる腸内細菌叢の調節と、高脂肪食がラットに誘発した肥満の改善
Gut Microbiota Modulation and Anti-Obesity Potential of Epigallocatechin-3-Gallate-Quercetin-Rutin Against High-Fat Diet-Induced Obesity in Rats
- 出典：
- Life
- 2025
- 15
- 1331
- DOI：
- 10.3390/life15081331
- 要旨：
- 高脂肪食で惹起した肥満ラットにEGCG・ケルセチン・ルチンの組合せを投与すると、腸内細菌叢に顕著な変化が見られた。すなわち、フソバクテリウム属・Christensenellaceae R-7・ラクノクロストリジウム・Enterorhabdusの相対比率が増加し、デフェリバクター属・Mucispirillumの相対比率は減少した。組合せはまた、糞便中の短鎖脂肪酸を増大した。肝・白色脂肪・褐色脂肪の各組織にて組合せが調節した遺伝子発現のプロファイルは、組合せによる脂肪酸の酸化と熱産生の促進を示唆した。