ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

キトサンで修飾したマクロ多孔性モノリスを用いて、さくらんぼおよび苺ジュースからケルセチンを標的抽出する

Targeted quercetin extraction from cherry and strawberry juices via chitosan-modified macroporous monolith

著作名:
Umar Zeb
Shakeel Zeb
Tariq Aziz
Abdul Haleem
Feng-Jie Cui
出典:
Journal of Molecular Structure
2026
1349
143723
DOI:
10.1016/j.molstruc.2025.143723
キーワード:
モノリス
ケルセチン
吸着容量
標的抽出
要旨:
キトサンとN-イソプロピルアクリルアミドを低温共重合して、三次元モノリス(巨大ネットワーク構造を有する多孔質ポリマー)を合成した。得られたモノリスは、ラジカル消去活性を有し、大腸菌および黄色ブドウ球菌に抗菌活性を示した。更にモノリスはケルセチンを吸着して、吸着容量は最大で198 mg/gに達した。モノリスの実用例として、ケルセチン含量78.55%のさくらんぼおよび苺ジュースから、純度92.78%のケルセチンを単離した。