ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

二重阻害剤のイソラムネチン-3-O-ネオヘスペリドシドはチロシナーゼとMC1Rを標的として、皮膚の色素沈着を制御する

Natural dual inhibitor isorhamnetin-3-O-neohesperidoside targets tyrosinase and MC1R for skin pigmentation management

要旨:
色素沈着症の治療標的にはチロシナーゼとMC1Rがあるが、分子ドッキングにて親和性を検証した。イソラムネチン-3-ネオヘスペリドシドは両者と高い親和性を示し、結合エネルギーは−8.00および−7.34 kcal/molであった。イソラムネチン-3-ネオヘスペリドシドは8 µMの濃度で、チロシナーゼ活性を44%阻害した。悪性黒色腫細胞株B16に同化合物を投与すると、MC1Rの発現を33%に減少した。