ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンと共有結合する脂質ナノ粒子: 腫瘍細胞に対する多面的な殺傷効果

Quercetin Covalently Linked Lipid Nanoparticles: Multifaceted Killing Effect on Tumor Cells

要旨:
ケルセチンと(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルとを、3,3'-ジチオジプロピオン酸で架橋し、ナノ粒子とした。このナノ粒子は、細胞内で難溶性のケルセチンを放出する特性を有している。その結果、多薬剤耐性ヒト乳癌細胞株MCF-7/Adrに効力を示した。