ケルセチンと共有結合する脂質ナノ粒子: 腫瘍細胞に対する多面的な殺傷効果
Quercetin Covalently Linked Lipid Nanoparticles: Multifaceted Killing Effect on Tumor Cells
- 出典:
- ACS Omega
- 2020
- 5
- 30274–30281
- DOI:
- 10.1021/acsomega.0c04795
- 要旨:
- ケルセチンと(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルとを、3,3'-ジチオジプロピオン酸で架橋し、ナノ粒子とした。このナノ粒子は、細胞内で難溶性のケルセチンを放出する特性を有している。その結果、多薬剤耐性ヒト乳癌細胞株MCF-7/Adrに効力を示した。