高脂肪食による肥満にて、ナノ粒子が送達するルチンは代謝と酸化の不均衡を防ぐ: in vivoおよびin silico研究
Nanoparticle-Delivered Rutin Prevents Metabolic and Oxidative Imbalance in Obesity Triggered by a High-Fat Diet: In Vivo and In Silico Studies
- 出典：
- Biomedicines
- 2025
- 13
- 2106
- DOI：
- 10.3390/biomedicines13092106
- 要旨：
- Vivo: 高脂肪食で惹起した肥満のラットに、フリーのルチンもしくはルチンを担持したキトサンナノ粒子をそれぞれ投与した。両者とも空腹時血糖値・血中レプチン・血中マロンジアルデヒドを低減して、肥満による代謝および酸化還元不均衡を改善した。いずれの項目も、ナノ粒子はフリーのルチンと比べて良好な結果であった。Silico: 分子ドッキングが算出したルチンのPPARγへの結合エネルギーは、−11.5 kcal/molであった。