ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンはTWEAK/Fn14を介した上皮間葉転換を標的として、腎間質線維化を軽減する

Isorhamnetin attenuates renal interstitial fibrosis by targeting TWEAK/Fn14-mediated epithelial–mesenchymal transition

要旨:
片側尿管結紮で惹起した腎間質線維化のモデルラットにイソラムネチンを投与すると、α-SMA・III型コラーゲン・フィブロネクチンを減少して線維化を抑制した。イソラムネチンはまた、E-カドヘリンの発現も上昇して上皮間葉転換をを阻害した。イソラムネチンはTWEAKおよびFn14の発現を減少してTWEAK/Fn14経路の抑制を示唆したが、Fn14が過剰発現すると腎保護効果が打消された。