ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンナノ粒子を封じ込めたキトサン/絹足場は、糖尿病ラットの皮膚欠損モデルにおける創傷治癒を促進する

Bioengineered chitosan/silk scaffold encapsulated with quercetin nanoparticles accelerates wound healing in a diabetic rat skin defect model

要旨:
キトサンと絹フィブロインから成る足場に、ケルセチンナノ粒子を封じ込めた。得られたナノ製剤は多孔質構造を示し、14日間に渡ってケルセチンを持続的に放出し、生分解性を有していた。糖尿病のモデルラットの創傷部分にナノ製剤を適用すると、対照やケルセチンナノ粒子を含まないキトサン/絹フィブロイン足場と比べて顕著に、VEGFを上昇して血管新生を促進し、治癒を加速した。