ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンおよびナノ化したケルセチン: 細胞毒性・抗リーシュマニア作用・耐性株における抗菌活性

Quercetin and nano Quercetin: Cytotoxicity, Antileishmanial and Antimicrobial Activities against resistance strains

要旨:
ケルセチンとナノ化したケルセチンの抗リーシュマニア活性は、既存薬(グルカンチムおよびミルテホシン)と同等のIC50値であった。ケルセチンとナノ化したケルセチンは、セレウス菌・黄色ブドウ球菌・リステリアモノサイトゲネス・大腸菌・Campylobacter jejuni・緑膿菌に抗菌活性を示した。評価した全てで、ナノ化したケルセチンの方が優れた結果であった。一方で、ケルセチンとナノ化したケルセチンは、正常細胞であるL929には毒性を示さなかった。