ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

カドミウムがニワトリの腎組織に誘発した酸化ストレス・小胞体ストレス・オートファジーは、ケルセチンが軽減する

Quercetin alleviated cadmium-induced oxidative stress, endoplasmic reticulum stress, and autophagy in chicken kidneys

要旨:
カドミウムを投与したニワトリの腎組織は、糸球体の輪郭がぼやけ、内腔が拡大した。また、血中の尿酸・クレアチニン・尿素窒素・β-N-アセチルグルコサミニダーゼが顕著に上昇した。しかし、ケルセチンの共投与はこの様な異常を改善して、腎保護効果を発揮した。ケルセチンは、腎組織のカタラーゼ・SOD・グルタチオンを増大し、マロンジアルデヒドは減少して酸化ストレスを軽減した。ケルセチンはまた、カドミウムが上昇したGRP78・PERK・p-PERK・ATF4・ATF6・CHOP・eIF2α・p-eIF2α・LC3を低減して、小胞体ストレスとオートファジーを抑制した。