ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

トウモロコシ茎由来のセルロースナノファイバーとゼインを用いてピッカリング乳濁液を安定化して、ケルセチンを制御放出する

Covalent grafting of corn stover cellulose nanofibers with zein for pickering emulsion stabilization and controlled quercetin delivery

要旨:
トウモロコシ茎由来のナノセルロースにゼインを結合すると、安定なネットワーク構造を有し低結晶性のナノファイバーが得られた。結合体のナノファイバーは両親媒性を示し、ピッカリング乳濁液の安定化剤として機能した。得られたピッカリング乳濁液にケルセチンを封入すると、模擬消化液を用いる実験にて、ケルセチンの生体アクセス率43.65%を達成した。