ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとセロトニントランスポーター(SERT)との関連は、うつ病治療の新たな希望か?

The quercetin-serotonin transporter (SERT) connection: a new hope for depression therapy?

著作名:
Meesala Krishna Murthy
出典:
Psychopharmacology
2025
242
in press
DOI:
10.1007/s00213-025-06889-6
キーワード:
総説
うつ
ケルセチン
セロトニントランスポーター
選択的セロトニン再取込み阻害薬
要旨:
ケルセチンの抗うつ作用に関して、セロトニントランスポーター(SERT)に焦点を当てて考察した総説。従来の選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)とは対照的に、ケルセチンがSERT阻害した事例を取上げる。また、抗炎症および抗酸化経路を介して、ケルセチンがSERTの発現も抑制したデータにも言及する。結論として、ケルセチンはSSRIよりも迅速かつ広範な抗うつ効果が期待できる。