チモキノンとケルセチンの組合せは、Bax/Bcl2カスケードを介して非小細胞肺癌のアポトーシスを増強する
Thymoquinone and quercetin induce enhanced apoptosis in non-small cell lung cancer in combination through the Bax/Bcl2 cascade
- 出典:
- Journal of Cellular Biochemistry
- 2022
- 123
- 259-274
- DOI:
- 10.1002/jcb.30162
- 要旨:
- 非小細胞肺癌細胞A549のアポトーシスに関する、ケルセチンとチモキノンの効果をin silicoとin vitroで検証した。Silico: アポトーシス誘導因子Baxへの親和性は、チモキノンが−6.2 kcal/mol、ケルセチンが−7.1 kcal/molと計算された。一方、抗アポトーシス蛋白質Bcl2では、−5.6および−6.4 kcal/molであった。Vittro: A549の初期アポトーシスアッセイの結果は、チモキノン単独で40.6%、ケルセチン単独で33.3%、両者の組合せは50.9%であった。