ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

抗マラリア薬としてのケルセチンおよびケルセチン誘導体の潜在能力: 分子ドッキング・合成・in vivo研究

Antiplasmodial Potential of Quercetin and Its Derivatives: Molecular Docking, Synthesis and In Vivo Studies

要旨:
ケルセチンの類縁体40種を対象に、分子ドッキングでマラリアの標的蛋白質6種と親和性のある化合物を分子ドッキングで探索したところ、シアニジンが上位ヒットした。マウスを用いる抗マラリア活性評価にて、ケルセチンとシアニジンは、既存薬であるジヒドロアルテミシニンおよびクロロキンと同等のマラリア原虫駆除活性を示した。