ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

NUDT5阻害剤としてのケルセチンと構造類縁体: 暫定的なin silico研究

Quercetin and Its Structural Analogs as NUDT5 Inhibitors: A Preliminary In Silico Study

著作名:
Emilia Gligorić
Milica Vidić
Branislava Teofilović
Nevena Grujić-Letić
出典:
International Journal of Molecular Sciences
2025
26
8843
DOI:
10.3390/ijms26188843
キーワード:
NUDT5
乳癌
ケルセチン類縁体
分子ドッキング
要旨:
5型二リン酸ヌクレオチド加水分解酵素(nucleotide diphosphate hydrolase type 5, NUDT5)は乳癌細胞に過剰発現しており、創薬のターゲットとして注目されている。ケルセチンとケルセチン類縁体の計52化合物を対象にNUDT5との親和性を分子ドッキングにて検証した。その結果、6化合物の結合エネルギーが−10 kcal/mol以下であり、高い親和性を示した。また、ケルセチンの結合エネルギーは−8.00 kcal/mol、ケンフェロールは−8.13 kcal/molであった。