トランスクリプトーム解析とネットワーク薬理学との統合による、 ラットの虚血性脳卒中におけるルチンの治療メカニズムの解明
Combined transcriptomics and network pharmacology to elucidate the mechanisms of Rutin in treating ischemic stroke rat
- 出典:
- Phytomedicine
- 2025
- 148
- 157267
- DOI:
- 10.1016/j.phymed.2025.157267
- 要旨:
- 中大脳動脈閉塞再灌流(MCAO)で惹起した虚血性脳卒中のモデルラットにルチンを投与すると、梗塞部分を顕著に縮小して、神経機能を改善した。ルチンは脳内のNF-κB・NLRP3・IL-1β・IL-6・TNF-αを減少し、GMDSDは増加した。ネットワーク薬理学は虚血性脳卒中におけるルチンのコア標的をNF-κB/NLRP3と予測したが、これを支持した。