ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

QBDで最適化したドセタキセルとケルセチンを含むナノ構造脂質キャリアにて膠芽腫を治療する: リガンドの結合と治療を再利用するアプローチ

Docetaxel and quercetin-loaded lipid nanocarrier optimized by quality by design for glioblastoma therapy: a ligand-conjugated and therapeutic repurposing approach

要旨:
ドセタキセルとケルセチンの脳への共送達を強化すべく、トランスフェリンが結合したナノ構造脂質キャリアに両剤を封じ込めた。得られたナノ製剤は、ヒト由来膠芽腫細胞株U87MGの増殖阻害活性が、フリーのドセタキセルの5.8倍に向上した。なお、トランスフェリンが結合しないナノ構造脂質キャリアを用いると、3.6倍に向上した。同細胞へのドセタキセルの取込みが、ナノ製剤化にて著しく向上した。