ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンによるCDK6活性の阻害は、魅力的な癌治療の戦略である

Inhibiting CDK6 Activity by Quercetin Is an Attractive Strategy for Cancer Therapy

要旨:
サイクリン依存性キナーゼ6 (CDK6)は、癌分野での創薬ターゲットとして注目を集めている。基礎データとして、ケルセチンとCDK6との分子ドッキングを行い、種々のパラメータを取得した。CDK6への阻害作用は、IC50 = 5.89 μMであった。乳癌細胞株MCF-7および肺癌細胞株A549にケルセチンを添加して培養したところ、CDK6の発現を阻止したことを確認した。