ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイドを用いた高血糖を緩和するアプローチ: HepG2細胞における、ルチンによるAMPK活性化・膜および代謝効果に関するin silico解析

A Flavonoid-Based Approach to Mitigating Hyperglycaemia: In Silico Analysis of AMPK Activation, Membrane and Metabolic Effects of Rutin in HepG2 Cells

要旨:
AMPKは糖尿病やウィルス性感染症における重要な標的蛋白質である。分子ドッキングは、AMPKに対するルチンの結合エネルギーを−64.87±10.07 kcal/molと算出した。Glu86・Glu92・Glu135・Asp149との水素結合もしくは静電相互作用が、高い親和性の裏付けである。HepG2細胞の生存率が100%を維持するルチン濃度の上限は500 μMであり、ミトコンドリア膜電位に影響を与えず、ミトコンドリアの完全性を維持した。