ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはMETTL3/TBL1XR1の発現を調節して、リポ多糖が誘発した胎児の肺線維芽細胞の損傷を軽減する

Quercetin alleviates LPS-induced embryonic lung fibroblast injury by regulating METTL3/TBL1XR1 expression

著作名:
Yufeng Dou
Jiao Yang
Na Huang
Xiaoxiao Lu
Liping Yan
出典:
Applied Biological Chemistry
2025
68
63
DOI:
10.1186/s13765-025-01036-3
キーワード:
肺線維芽細胞
リポ多糖
ケルセチン
肺保護
METTL3
要旨:
胎児由来の肺線維芽細胞をリポ多糖で刺激して、肺炎における肺損傷の細胞モデルとした。ケルセチンの投与は、リポ多糖が上昇したTBL1XR1およびMETTL3を顕著に低減した。METTL3が欠損した細胞ではリポ多糖による損傷が軽減し、METTL3が過剰発現した細胞ではケルセチンによる保護効果が打消された。よって、ケルセチンの直接の標的はMETTL3である。