ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

サリチル酸ナトリウムと安息香酸ナトリウムのハイドロトロープが、ケルセチンとピペリン溶解度に及ぼす影響の調査: 実験と計算化学

Investigation of the Influence of Sodium Salicylate and Sodium Benzoate Hydrotropes on the Solubility of Quercetin and Piperine: Experiment and Computational Study

著作名:
Gnana Prakash Dhakshinamoorthy
Balachandran Sadaiyan
Anantharaj Ramalingam
出典:
Journal of Chemical & Engineering Data
2025
70
in press
DOI:
10.1021/acs.jced.5c00331
キーワード:
ケルセチン
ピペリン
溶解度
ハイドロトロープ
要旨:
サリチル酸ナトリウムと安息香酸ナトリウムはハイドロトロープとして機能して、ケルセチンとピペリンを可溶化した。ハイドロトロープの質量分率が0~3.0の範囲にて、ハイドロトロープの濃度の増加は、ケルセチンとピペリンの溶解度を上昇した。また、温度が303~333 Kの範囲で温度の上昇も、ケルセチンとピペリンの溶解度の向上を認めた。ケルセチンの最大溶解度は14.651 mmol/Lとなり、ハイドロトロープの質量分率が0.3245で、温度は313 Kであった。ピペリンの場合は、3.301 mmol/L (同、0.3245, 333 K)が最大溶解度であった。