ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

大腸菌K88がブロイラーに誘発した肝障害をケルセチンが軽減するメカニズム

Mechanism of Quercetin alleviated E. coli K88-induced Liver Injury in Broilers

要旨:
大腸菌K88を投与したブロイラーは、血中のγ-GTP・アルブミン・ALP・AST・総ビリルビンが上昇して肝障害を誘発した。予めケルセチンを投与すると、これらの上昇を抑制して大腸菌K88の悪影響を軽減した。ケルセチンはプロテオバクテリア門の存在比を減少し、放線菌門とフソバクテリウム門の存在比は増加した。メタボロミクス解析の結果、ケルセチンによるグリセロリン脂質代謝とフェニルアラニン代謝の調節が判明した。