ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

α-リポ酸とルチンを含む感熱性in situゲルを用いて、角膜血管新生を治療する: 処方・物性評価・in vivo評価

Thermosensitive in situ gel containing alpha-lipoic acid and rutin for the treatment of corneal neovascularization: formulation, characterization, and in vivo evaluation

要旨:
キトサン・ポロキサマー407・ポロキサマー188より得たDDS用の基剤は、25℃にて粘度341±26 cPの液体であったが、34℃以上でゲル化した。この基剤にα-リポ酸とルチンを配合して、点眼用の感熱性in situゲルを得た。In situゲル製剤の安全性は、線維芽細胞L929および網膜色素上皮細胞ARPE-19にて確認した。水酸化ナトリウムで惹起した角膜血管新生のモデルラットにin situゲル製剤を適用すると、対照と比べて顕著に病態スコアを改善し、標準治療薬であるデキサメタゾンと同等の効果を示した。