ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンで処置した臍帯間葉系幹細胞は、IL-10/ヤヌスキナーゼ2/STAT3シグナル伝達を介して炎症性腸疾患を軽減する

Quercetin pretreated umbilical cord mesenchymal stem cells alleviate inflammatory bowel disease via IL-10/Janus kinase 2/STAT3 signaling

著作名:
Meng-Yue Shi
Lian Liu
Fu-Yuan Yang
出典:
World Journal of Stem Cells
2025
17
105896
DOI:
10.4252/wjsc.v17.i9.105896
キーワード:
炎症性腸疾患
マウス
臍帯間葉系幹細胞
ケルセチン
IL-10/JAK2/STAT3
動物実験
要旨:
2,4,6-トリニトロベンゼンスルホン酸で惹起した炎症性腸疾患のモデルマウスに臍帯間葉系幹細胞を注射すると、対照と比べて諸症状を大幅に軽減した。予めケルセチンで処置した同細胞を用いると、さらに良好な結果を与えた。治療メカニズムとして、IL-10/JAK2/STAT3経路の調節を提唱した。