ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンとケルセチンを可溶化する、マルトデキストリンと食品由来の有機酸小分子との相加効果

Additive effect between maltodextrins and short food agreed organic acids for rutin and quercetin solubilization in aqueous solutions

要旨:
ルチンとケルセチンを可溶化するハイドロトロープを、1) (多糖類を中心とする)複合体形成分子と、2)食品由来の有機酸小分子の2つの範疇から探索した。前者からはマルトデキストリンとシクロデキストリンを見出したが、マルトデキストリンの方か可溶化能力が高かった。後者からは、クエン酸とリンゴ酸を見出した。クエン酸もしくはリンゴ酸をマルトデキストリンと組合せた場合、ルチンとケルセチンの水溶性が向上して、相加効果を認めた。